SAKAKI神社備忘録 > 神社 > 埼玉県の神社 > 野々宮神社
御祭神 |
天照大神(あまてらすおおみかみ) 瓊々杵尊(ににぎのみこと) 猿田彦命(さるたひこのみこと) 倭姫命(やまとひめのみこと) |
鎮座地 | 埼玉県日高市野々宮146 |
創建 | 不詳 |
社格等 | 村社 |
例祭 | 10月9日 |
公式サイト |
高麗神社を参拝後、最寄駅の高麗川駅へ向かう途中(少し遠回りになりますが)にある野々宮神社へ。
野々宮神社の社蔵文書には「当社高麗王の尊霊を祀る」との記述があることから、高麗郡の設置や高麗王若光との関係がうかがわれます。
野々宮神社は創建年代は不詳ですが、社家の古文書によると大宝3年(703年)に社殿修築という記述があるので、かなりの古社と考えられています。
慶安2年(1649年)徳川家光公から賜った社領四石五斗の安堵状なども保存されています。
野々宮神社は関東地方では珍しく、あまりありません。
高麗川の川辺に鎮座し「祓の社」といわれています。
野々宮神社は、京都嵯峨野の野宮神社の分祠と考えられています。
京都嵯峨の野宮神社は、伊勢神宮に仕える斎王に選ばれた皇女、女王が1年間身を清めるための場所です。
10/9(現在は10/3〜9の日曜日)の例大祭では、氏子によって奉納される獅子舞が日高市無形民俗文化財に指定されています。
雌獅子を巡って2頭の雄獅子が蛇を奪い合って飲み込む独特のものです。
参道左の手水舎。
参道右の土俵。
天保2年(1831年)に土俵古実作法にのっとり江戸相撲歳寄行司兼木村庄之助正武が築いた土俵です。
この土俵では奉納相撲が行われていました。
保存状態も良く、番付、古文書、力石とともに日高市指定有形民俗文化財に指定されています。
相撲の行司が使用する軍配。
勝負が決まった時に、軍配を上げます。
【軍配】
相撲に軍配が使われるようになったのは、戦国時代に武士たちが陣中で相撲を取る時に、行司役の武将が勝敗を裁定する道具として使ったからといわれています。
土俵と社殿。
本殿。
JR川越線・八高線「高麗川駅」から徒歩15分。
掲載情報は参拝時のものです。
最新のものではない可能性があります。